[bash] bash入門１

こんにちは、今回はbash入門ということで、全く知らない状態からbashを触ってみます。

一応、teratermやterminalのログインはできている前提です。

まず、ログインすると、最後に「$」か「#」で終了する文字列が表示され、カーソルがチカチカしていると思います。
これが「プロンプト」です。
ユーザから入力を受け付ける状態になっています。
bashは、ここにコマンドを入力することで、対話的にコンピュータに仕事をさせることができます。

まず、ログインすると、「ホームディレクトリ」という場所にログインします。

Windowsで操作しているとあまり間隔が無いですが、１つのターミナルは、Windowsで言う一つのフォルダウィンドウと同等です。
ですので、「いまどこの階層に居る」という概念があります。

ちなみに、Windowsで言う「フォルダ」と、Unix・Linuxで言う「ディレクトリ」は殆ど同意語です。
最初はあまり気にする必要は無いです。

[コマンド]
コマンドを説明していきます。

１．ls
Windowsでは、フォルダウィンドウにファイルやフォルダの一覧が表示されていますが、bashではlsコマンドを実行することで表示できます。

$ ls
aaaa.txt bbb.txt

２．cd
Windowsでは、コマンドプロンプトを使わない限りは、フォルダウィンドウをマウス操作したりすることでフォルダを移動します。
Unix・Linuxでは、この操作をcdコマンドを使って行います。

$ cd [移動したいフォルダ名]

３．mkdir
Windowsでは、フォルダウィンドウで右クリックして「新規」＞「フォルダ」でフォルダが作成できます。
Unix・Linuxでは、この操作をmkdirコマンドを使って行います。

$ mkdir [作りたいフォルダ名]

４．cp
Windowsでは、ファイルやフォルダを右クリックして「コピー」しつつ、貼り付けたい場所に右クリックして「貼り付け」することで、ファイルをコピーすることができます。
Unix・Linuxでは、この操作をcpコマンドを使って行います。

$ cp [コピー元ファイル名] [コピー先ファイル名]

※別なディレクトリにコピーする場合は次のようにします。
　Windowsでは、フォルダの区切り文字は「\」（バックスラッシュor円マーク）でしたが、Unix・Linuxの場合、ディレクトリ区切り文字は「/」（スラッシュ）です。
$ cp [コピー元ファイル名] [コピー先ディレクトリ名]/[コピー先ファイル名]

５．mv
Windowsでは、ファイルやフォルダを右クリックして「切り取り」しつつ、貼り付けたい場所に右クリックして「貼り付け」することで、ファイルを移動することができます。
Unix・Linuxでは、この操作をmvコマンドを使って行います。

$ mv [移動元ファイル名] [移動先ファイル名]
※ディレクトリ名を指定すると、ディレクトリも移動できます。

６．vi
Unix・Linuxでは、Windowsのメモ帳のようなマウスで操作可能な便利なテキストエディタはありません。
その代わり、viという高機能エディタが標準装備されています。
emacsというさらに高機能なエディタもありますが、環境によってはインストールされてないこともありますので、
ここでは、ほぼ１００％インストールされているviエディタを取り上げます。

$ vi [テキストファイル名]

bash入門２ – viの使い方・代表的なコマンド一覧
起動後の操作方法は長くなるので別ページにて解説します。